これは私の体験談となります。年齢を重ねるにつれてモテる要素は変わってきます。小学生なら足の速い子、中学生になるとちょっと不良系な感じの子、高校生になるとバンド活動やってる子・・・等々。でも結局最後にモテるのは容姿端麗な子。私も昔はモテていた部類の人でした。子どもながらに自分ってモテるんだって天狗になってたりしてたんですね。けど、それはやっぱり年齢という名のまやかしでした。年齢を重ねるにつれて私は異性から全く相手にされなくなってきました。そればかりか今まで仲良くしていた異性の友人達も私を避けるようになってきました。疑問に思った私は勇気を出して問いただしてみました。すると返ってきた言葉は衝撃的なものでした。『一緒にいるのを誰かに見られると恥ずかしい。』それは異性として意識しているからというような理由ではなく、私の容姿に対して恥ずかしさを感じているという意味でした。私はその日から鏡を見ることすら嫌になりました。それまで自分では普通の顔だと思ってきていたのに、酷く醜いように感じるようになってきたのです。私は整形を決断しました。整形すればきっと誰からも好かれる、明るい未来が待っている、もうこの生活は終わりなんだと期待していました。
初めての整形は目を二重にすることからでした。今まで目が開いているかどうかわからないほど細目だった私の目が嘘のようにパッチリと開きました。同時に大きな自信がつきました。ですが、私の容姿に対する悩みはこれだけでは解決するようなものではありませんでした。私の最大の悩みは大きく張った頬。所謂エラというものです。角ばったエラは輪郭を歪ませ、二重の整形をチャラにしてしまう酷さでした。二度目の整形は頬骨を削ることにしました。ですが、医師からは反対を受けました。詳しい専門用語はわかりませんが、私の場合アゴの骨が左右に大きく広がってしまっているため、頬骨を削ればバランスが悪くなると言われました。ならばバランスをとるために双方の骨を削ってくれと頼むと倍額以上の請求を受けました。今思うと倍額だろうが何だろうが惜しまなければ良かったのです。私はその請求が医師の利益目的だと思い、何でも良いからエラだけを削ってくれと癇癪を起こしました。医師はどうなっても自己責任でお願いしますと私に念を押し、手術を行ってくれました。術後、酷い痛みと熱にうなされていましたが、この包帯が取れるころには私はまともな顔になれるんだと期待に胸を膨らませていました。ようやく包帯を取る日がやってきました。医師は気付いていたのでしょうね。
態度は明らかに変わっていましたからね。鏡を持たされ、映ったその姿は見るも無残なものでした。極端に削れた頬骨、アゴの骨だけが左右に広がり、括れを形成しています。どのような姿か想像付きますか?よく夏の海関係のニュースで騒ぎになるシュモクザメのような形です。もうお分かりですね?この体験談は私の整形手術の失敗談です。それからの人生は酷いものでした。以前にも増して醜くなった私の容姿を実の親でさえも目を逸らすようになったのです。自殺まで考えました。今だってなんで生きているのかわかりません。この体験談を読んだあなた。整形は思っているような華やかなものばかりではありません。よく考えての決断をお願いします。今では以前の顔が懐かしくも愛おしくも感じます。どうか私と同じようにならないで。強く願います。